ガッチャマンクラウズ インサイト 第7話「outbound」 あらすじ&感想
『心をひとつに、みんなで創る、みんなの世界』
掲げられたスローガンの元に行われるゲルサドラの改革によって、急速に変化していく日本
その支持率もまさにうなぎのぼりで、人々の明るい笑顔が溢れる
ゲルサドラと自分が夢見た、みんなの心がひとつになった、争いのない平和な世の中が訪れつつあるのを確信するつばさ
しかし、そのあまりにも急ぎすぎる変革に、少なからぬ不安を覚える者たちもまた存在していた
巷ではゲルサインというものが流行っていた
助け合い心がひとつになった時にするサインらしい
老若男女問わずみんなやっていますが
はじめちゃんはどこかモヤモヤしている様子
そしてとうとうミリオネ屋からO・Dが外され、代わりにキャラを真似たようなD・Dという人物が・・(笑)
ゲルサドラの政治による変化の早さを危惧する累
丈はそれを反動だと言う
これまで争いの危険性を持つクラウズを使ってきた反動により
今はより強く平和を求める流れが生まれたとのこと
クラウズを人に与えた事がそもそも早すぎたという考えらしい
ある日の青空国会にて
深呼吸した後に胸のあたりを押さえて苦しむゲルサドラ
本人は平気だと言うが明らかに様子がおかしい
何か彼の体に変化が起こっているのでしょうか
それを見たつばさは
「ゲルちゃんは頑張ってるんだから仕方ないよ」
という言葉で済ましてしまいます
え?もっと気にしないの?
どこかおかしいですねこの子
そしてこの黄色いフキダシ様だらけのその場所でゴミ拾いをするうつつ
頭の上には紫でギザギザのフキダシ様
「うつうつします」
いつも通りの台詞が、ここでは妙に気持ちがこもっている気がします
久々のJ・Jからの呼び出し
予言の内容は
「真紅の天使、やがてその形を変え優しき獣たち現る、彼らの名は一つではない」
相変わらず抽象的すぎてよくわかりません
けど真紅の天使はゲルサドラっぽいですね
ゲルサドラの様子について変わったことがないかと聞かれて
「いえ、特には」と答えるつばさ
はじめは「本当っすか?」と再度問いかけるが
「ゲルちゃんは今日も絶好調です!」
いやいや明らかに体調悪そうだったでしょ!
今までは巷によくいる、あまり物事を深く考えないタイプの人間だと思っていましたが、ここまで気付かないのはちょっと異常ですね
つばさは皆が争いに飽きたのだと語る
だからゲルサドラに支持が集まり、ひとつになって平和な世界を作ろうとしていると
その理屈だと次は平和に飽きる人が大量に出てきそう・・
ゲルサドラの手伝いに出かけようとするつばさに、はじめが最後に念押しで訊ねる
「ほ~んとにゲルちゃん大丈夫っすか?」
つばさは自信たっぷりに大丈夫だと言い切って出かけます
はじめのピースサインをわざわざゲルサインに直してから出かけるのがすごくウザい(笑)
色々な意味で盲目すぎてもう監視役としてはダメっぽいですねこの子・・
カッツェにゲルサドラのことを訊ねるはじめ
カッツェは相当ゲルサドラの事を嫌っているらしい
過去に会ったことがあり、しかもかなりの有名人だという
そして喧嘩にならない相手だとも
たしかにカッツェがいくら煽っても泣いて終わりそうですもんね
街では色の暗いフキダシ様の人を見つけると、知らない人が元気づけようと声をかけてくることが増えていた
これはウザい(笑)
もはや新興宗教か何かのような気持ち悪さを感じます
いつものように屋上で皆のフキダシ様を集めるゲルサドラだが
また苦しそうにお腹を抱える
何かの限界がきているようですね・・
そしてゲルサドラは何故か急に太りだす
元気そうでしょ?と言うゲルサドラだが
つばさもそれを見て「たしかに昨日より健康そう!」と答える
その異常な体型を見て驚いた丈が理由を訊ねても
「いつものゲルちゃんじゃないですか~」
もうこの人達やばいやばいやばい・・
丈さん異常に気付いたなら早く監視役交代しましょ?
青空国会にて涙を流すゲルサドラ
どうやらいつまで経ってもひとつにならない皆の心に悲しんでいるようだ
そしてそれを涙ながらにリポートするアナウンサーと観衆達
もうこれは支持しているのではなくて信心している状態ですね
こうなると彼らはもうゲルサドラのやること全てを肯定しそう・・
ゲルサドラはこの場にいる者のフキダシ様を集めると何かを思いつきます
絶対ヤバいこと思いついたでしょ!
ゲルサドラはスマホ投票の選択肢を一つ増やします
それは「サドラにおまかせ」という、文字通りゲルサドラの好きにやらせるというもの
これは独裁が始まりますね・・と言いたいところですが
国民がおまかせを選ばなければいいんですよね!(フラグ)
フラグ通り圧倒的な割合でサドラにおまかせを選ぶ国民達
さっきの信者達を見てたら絶対こうなると思ってたよ!
国民は考えることをやめちゃったんですね
みんなの意見がひとつに集中して大満足のゲルサドラ
いやこれ意見じゃなくて思考停止の丸投げですね・・
そういえばこれって2:6:2の法則はどうなっているんでしょう
愚かな2割と流される6割は普通におまかせに投票するとして
賢い2割は自分よりゲルサドラの方が確実に有能だと判断した結果おまかせに投票した感じでしょうか?
いや本当に賢かったらおまかせは選ばないと思うけどなぁ
今回のスマホ投票を取り消すように説得する累
このままじゃみんな思考を停止して世界は急速に後退してしまうと言うが
つばさは「また難しいお話ですか」と聞く耳を持たない
そして今のこの世界はクラウズのあった頃よりずっと平和だと言う
更に自分は累よりも世の中のことをわかっているつもりだ、とも
どこからそんな自信が出てくるんだ・・と一瞬思いましたが
自分の意見が固まっちゃってる人ってみんなこうですよね
二人の言い争いを見て泣きだすゲルサドラに、はじめは言う
「これは争いかもしれないけど、別に悲しくはないっす
みんなそれぞれ答え探してるだけっす、怖がっちゃ駄目っす」
それでもゲルサドラは、みんながひとつになっていないと怖いようだ
彼にとっては、ひとつになれさえすれば考え方なんてどうでもいいんですかね
ここでつばさの爆弾発言
「私、皆さんとはひとつになれない気がします」
TVの前で思わず「おいっ!」とツッコミました(笑)
以前ゆる爺に言っていた、わかってもらえるまで頑張るとはなんだったのか・・
全くこちらの意見を聞く気がないつばさに累は、ガッチャマンを辞めてくれと言います
そしてすんなりそれを受け入れるつばさ
つばさはみんなとは違うやり方でこの世界を救ってみせると言う
「つばさちゃんはガッチャマンに必要っす、ボクはず~っとそう思ってるっすよ」
そう言って引き止めるはじめだが、つばさは深く礼をして行ってしまう
はじめは本当に懐が深く、人の多様性を尊重していますね
私だったらつばさのような人間は遠ざけてしまいます
そして突然カッツェからガッチャマンの皆に忠告(というか煽り?)
「テメェらあの赤豚に勝とうなんざ2万年早いわ
このミーですらガクブルで逃げ出したっちゅうのに」
相性は悪いと思ってましたが、まさかカッツェが逃げ出す程の相手だったとは・・
理詰夢に助言を求めに来た累
だが自分の役目はもう終わった、考えなんてもう何もないと言う理詰夢
そして力無く「俺だってみんなと同じ猿だからな」と吐き出す
しかし累は力強い口調で「あなたは猿じゃない」と断言する
その熱い言葉に少し心を動かされた理詰夢は、一つだけ忠告をくれる
「これからみんな本当の猿になる」
意味は自分で考えろとのこと
うーん難しい、ただ単に思考停止する事とはニュアンスが違うような気がしますね
皆さんはわかったでしょうか?
苦しい、もう吸えない、と言ってフキダシ様を吐き出すゲルサドラ
吐き出したフキダシ様は空へと上がり四方に散っていく
出てきたフキダシ様の色は黄色、オレンジ、赤の3色
これは何を意味しているのでしょう
考察が捗りますね
ゲルサドラの口から飛び散ったフキダシ様は、人々の頭上のフキダシ様の口へと入っていく
それが黄色のフキダシ様に入ると、オレンジに色が変わり
オレンジのフキダシ様に入ると、色が滲むように広がり赤く染まる
そしてその赤く染まったフキダシ様の口から次々と、青白赤のトリコロールの化け物が誕生する
ゲルサインをして人々を襲う化け物達
何かのマスコットのような姿をして、幼児のような可愛らしい声を発しますが
それが逆にやたらと不気味で怖いですね
ここで第7話は終了
いよいよゲルちゃんが本気を出してきましたね
生まれた化け物は一体どういう存在なのか
思考を止めた人々をどうやって正すのか
気になることは沢山あります
そして次回こそきっと戦闘シーンがあるでしょう!
最近会話劇ばかりで頭パンパンでしたから皆さん溜まっているでしょう
バーン!と派手にやってもらいたいものですね
期待しています!
それではまた次回~ノシ
是非皆さんの感想もコメントでお聞かせください^^