乱歩奇譚 Game of Laplace 第5話「芋虫」 感想
前回はカガミが現・二十面相の正体だと判明したところで終わりました
彼がいかにして二十面相の模倣をするようになったのかが気になりますね
ナカムラとアケチから取り調べを受けるカガミ
アケチは前回の格闘で腕を骨折したのでしょうか?
カガミは包み隠さず全てを語りだします
早くに両親を亡くしたカガミは、大学に通いながらアルバイトをして
たった一人の肉親である妹と二人で寄り添うように暮らしていた
やがて努力の甲斐あって、警察にキャリア組として就職することになる
妹もまた努力家で、兄を支えながらデザイナー志望として日々勉学に励んでいた
カガミはナカムラの部下となり初の犯人逮捕を経験する
気の抜けたようなナカムラと真面目すぎるカガミの対比が面白いですね
真面目すぎて妹が心配する気持ちもわかります
しかしカガミが初検挙した犯人は泥酔による酩酊で
心神喪失状態と判断され不起訴処分となります
泣きながら抗議をする被害者の母親の姿を見てカガミは何を思うのか
そしてこの犯人は再び殺人を犯します
ここで初めてカガミとアケチが出会います
アケチはカガミに二十面相やその模倣犯の情報提供に協力するよう要請する
カガミを選んだ理由は真面目で信用に足る人物だからだそうです
しかしこうも言います
「お前のような人間こそ堕ちやすい、呑まれるなよ」
真面目な人ほど極端な壊れ方しますもんね・・
仕事熱心なカガミはあっという間に警視になります
やっぱりキャリア組は出世が早いですね
しかしその一方で、何度逮捕されても不起訴となり
再び世へ放たれる犯罪者達への不満がカガリの中で大きくなっていきます
ナカムラに仕事の割り切り方を諭されながらも
どうしても理不尽な不起訴や釈放に納得がいかないカガミは
巷で噂になっている怪人二十面相の情報に惹かれてしまいます
まあワタヌキとか見てたら誰でも私刑という考えが少しはよぎりますよね
仕事にのめり込みすぎる兄をいつも心配してくれる妹
そんな妹のデザインしたドレスがコンクールで銀賞を取ります
それを自分のことのように喜ぶ兄
本当にいい兄妹ですね
「明日はケーキを買ってお祝いしよう」
もう嫌な予感しかしないんですが・・
仕事で少し帰りが遅くなり、ケーキを持って急いで家路につくカガミ
そこにナカムラから電話が入ります
以前カガミが逮捕して現在入院中のスナガが逃げ出し
カガミの家族を殺すと警察に脅迫状が届いたそうです
急いで妹に連絡するカガミ、しかし繋がらず家に戻っても誰もいません
ナカムラから新たな情報が伝えられます
「妹さんは発見されました、しかし損傷が激しく・・」
妹は両目を潰され四肢をもがれ
あの銀賞を取ったドレスを着て吊り下げられた状態で発見されたのです
ひどい・・ひどすぎる・・
ここで完全に壊れてしまったカガミ
いやこれは壊れたと言えるのでしょうか
こんな状況で平静を保てる方がむしろ異常なのではとさえ思えてきます
あなたならこの状況で壊れずにいることができるでしょうか?
しかし妹を殺したスナガの遺体だけは見つかっていない
何故ならカガミは自宅でスナガを妹の遺体と同じ状態にして
殺さずに苦しめながら生かしておいたのです
これがサブタイトルの『芋虫』ということですかね
取り調べが終わり連れて行かれるカガミは最後にこう言い残します
「だが、二十面相は死なない」
場面は変わり、フードの男が薄暗い高架下で佇んでいます
そこに歩いてきたのはワタヌキ
男は「娘をよくも・・サチコを・・」と言いながらワタヌキをメッタ刺しに
そう、影男の回で殺された少女の父親です
一瞬影男本人かと思いましたが声優さんも別人ですし本当の父親ですね
ワタヌキが殺されて少しはスッとしましたがやはり胸糞は悪いですね
だがこのアニメ嫌いじゃない
そして公式サイトの予告に影男がの姿があるので次回が非常に楽しみです